医療・介護従事者向け

一人職場でも孤立しない!島内の診療放射線技師が集結した「胃透視における読影」研修会

R6.9.13

一人職場でも孤立しない!島内の診療放射線技師が集結した「胃透視における読影」研修会

「自分の職種が、職場内に自分ひとりしかいない」——。 地方や離島の医療・福祉現場では、決して珍しくない環境です。しかし、たとえ一人職場であっても、施設の枠を超えて連携し、合同で研修や人事交流を実施することで、専門職としてのキャリア形成は十分に可能です。それだけでなく、患者さん・利用者さんへのサービスの質向上や、地域全体のスムーズな情報共有といった大きなメリットが生まれます。

今回は、そうした「オール佐渡」での連携を体現する、診療放射線技師連絡会の研修会レポートをお届けします!

■ 島内の診療放射線技師が集結!「胃透視における読影」研修

9月11日、佐渡総合病院、両津病院、相川診療所の3施設から診療放射線技師が集まり、「胃透視における読影」をテーマとした実践的な研修会が行われました。

講師を務めたのは、診療放射線技師連絡会の幹事でもある佐渡総合病院 放射線科の寺澤 克樹さんです。 研修では「胃癌」を実際の例に挙げ、参加者へ『このスライドから何か発見できることはないか?』と問いかける双方向(インタラクティブ)なスタイルで進行。病変に気づくことの難しさや、読影の際の細かな着眼点について、専門的かつ丁寧な解説が行われました。

■ 離島の課題「症例数の壁」を越えるために

離島である佐渡では、一人の放射線技師がキャリアを築くために経験できる検査数や症例数にどうしても限りがあります。だからこそ、各医療機関が参集して知見を共有する合同研修は、非常に貴重なスキルアップの場となります。

研修に参加した市立病院の職員からは、次のような切実かつ前向きな声が聞かれました。

「自分の勤務先はどうしても症例数が少ないので、他施設の多様な画像に触れられるこうした機会は本当にありがたいです。ぜひまた参加したいです!」

■ 最終目標は「認定資格」の取得!共に高め合うネットワークへ

研修の最後に、講師の寺澤さんから今後のビジョンについて力強いお言葉がありました。

「各医療機関によって、日々の業務内容や求められるレベルに違いはあるかもしれません。しかし、最終的にはお互いの共通項を見つけながら、島内の技師が『認定資格取得』を目指せるところまで、全体のレベルを引き上げていけたらと考えています。」

診療放射線技師連絡会では、施設間の垣根を越え、今後も継続してこうした研修会を実施していく予定です。 専門職が互いに支え合い、高め合う佐渡の医療ネットワークの今後に、ぜひご期待ください!