
今回は、今年度の事業計画や、現在進めている「身寄りのない方への支援ガイドライン」について、委員の皆様と意見交換を行いました。現場のリアルな声がたくさん集まり、佐渡の介護をどう守り、どうつないでいくかを一緒に考える大変有意義な時間となりました。
■ 令和8年度 事業計画について
今年度は、大きく2つの取り組みを中心に進めていきます。
① 病院 × 介護事業所・ケアマネの懇談会(9月開催予定) 昨年度に引き続き開催します。目的は「結論を出す場」ではなく、お互いの立場や役割を理解し、顔の見える関係をつくることです。佐渡病院・両津病院のスタッフ、介護事業所、介護支援専門員、振興局・佐渡市・事務局など、多職種が集まり、現場の課題や連携のヒントを共有する予定です。
② 在宅食事研修会(10〜11月開催予定) 訪問介護や小規模多機能の職員を対象に、「在宅での食事の質向上」や「重症化予防」につながる調理実習を行います。相川・中央・南部の3会場で開催予定です。訪問系サービスは他事業所と交流する機会が少ないため、「横のつながりができる場にしたい」という前向きな声も上がりました。
■ 「お結び島サポートプロジェクト」の進捗報告
続いて、身寄りのない方を支援するガイドラインを作成するワーキンググループの進捗について、事務局から報告がありました。
4月から8月にかけて計5回の会議を予定しており、支援の定義づくりから法的な整理、看取り・死後対応まで幅広く議論しています。委員からは、「身寄りのない方をどう支えるかは、現場で本当に困っている大きな課題」「完成前に介護部会にも内容を共有してほしい」という意見が挙がっており、今後も現場と連携しながら丁寧に進めていきます。
■ 現場の“リアル”を共有する自由討論
会議の後半では、参加者全員による自由討論が行われ、現場からの率直な声が多数寄せられました。
外国人職員(ミャンマー・ネパールなど)の活用が進んでいる現状
病床削減により、退院後に入所できない方の行き先への不安
特別養護老人ホームの待機者数や、市内の受け皿の実態を把握したい
訪問介護のニーズは増えているが、職員の高齢化も進んでいる
身寄りのない方の受け入れは断れず、現場の負担が大きくなっている
グループホームも減少傾向にあり、今後の対策が必要
どの意見も、佐渡の介護現場が直面している“リアル”そのものです。「働き手不足」「受け皿の限界」「支援が必要な方の増加」など、島全体で向き合うべき課題が改めて浮き彫りになりました。
■ おわりに
今回の介護部会は、「現場の声を持ち寄り、佐渡の介護をどう守るかを一緒に考える場」として、非常に重要な機会となりました。
今回いただいた貴重なご意見は、今後の事業計画やガイドラインづくりにしっかりと反映していきます。「しまみらい」では次回も、より良い佐渡の医療・介護・福祉のために、皆様と一緒に歩みを進めていきます。引き続きよろしくお願いいたします。