医療・介護従事者向け

【開催報告】「島全体で支え合う」を形に。在宅医療推進センター連携会議を行いました

皆様、こんにちは。一般社団法人佐渡地域医療・介護・福祉提供体制協議会(しまみらい)です。

4月16日、佐渡総合病院の会議室にて「在宅医療推進センター 連携会議」を開催いたしました。 今回は、訪問看護ステーション、定期巡回サービス、市役所、そして当協議会(しまみらい)の事務局メンバーが集まり、「もっと安心して在宅で暮らせる佐渡にするにはどうしたらいいか」をテーマに、ゆったりとした雰囲気の中で意見を交わしました。

本日は、その会議の中で見えてきた「佐渡の在宅医療のこれから」についてご報告させていただきます。

■ 看護と介護、どう分担すると一番安心?

退院してすぐの時期は、どうしても日々の「介護」が中心になりがちで、少し時間が経ってから「医療的ケアのニーズ」が見えてくることが多い……という、現場ならではのリアルな声が上がりました。

そこで重要になるのが、お薬の管理などにおける「専門職(看護)が担う部分」と「介護スタッフが確認・サポートする部分」の整理です。ご家族が混乱しないよう、チーム全体でわかりやすい分担のルールを改めて作っていこう、という前向きな話し合いが行われました。

■ 事業所の枠を越えた「お互いさま」の連携がスタート!

会議の中で特に心強かったのが、訪問看護ステーション同士の協力体制のお話です。

「スピンケア24つむぎ佐渡」の看護師さんが、「どんぐり訪問看護」さんと一緒に実際の現場をまわりながら学び合うという、素晴らしい取り組みがスタートしそうです。 ひとつの事業所だけで抱え込むのではなく、事業所の枠を越えてお互いの得意なことを共有し、頼り合う。まさに“島全体で支え合う看護”の第一歩となる、とても温かい空気に包まれました。

■ ICTの活用と、在宅での「看取り」について

情報共有の要となるICT化についても、一部地域での電波の課題などをクリアしながら、iPad等を活用して少しずつ前へ進めていきたいという意見が出ました。

また、誰もが直面する「在宅看取り」についてもじっくりと時間をかけて話し合いました。 「住み慣れた家で最期を迎えたい」という強い思いがある一方で、現実にはご家族の負担など難しいハードルも少なくありません。だからこそ、早い段階から訪問看護が入り、ご家族と少しずつ信頼関係を築いていくこと(心の準備のサポート)が何よりも大切だという共通認識が生まれました。

■ これから取り組む「4つのアクション」

今回のゆったりとした、しかし非常に中身の濃い話し合いを、私たちは次の具体的な行動へと繋げていきます!

  1. 看護と介護の役割分担を「わかりやすいルール」としてまとめる

  2. まずは「南部エリア」で成功モデルをつくり、島全体へ広げていく

  3. 看護師さんの所属や契約の仕組みについて、より柔軟な連携ができるよう整理する

  4. ケアマネジャーさん向けの研修会を開催し、チーム連携を深める

■ 事務局より(結びの言葉)

今回の会議を通して、事業所の垣根を越えた「本音のトークができる関係づくり」が確実に形になってきていることを実感いたしました。

市民の皆さまに安心で切れ目のないサービスを提供していくためには、システムの導入や制度といった「仕組み」を整えるだけでなく、何よりも現場の皆様同士の「良好な関係づくり」が大切なんだと、改めて深く考えさせられた一日でした。

お集まりいただいた皆様、日々の業務でお忙しい中、本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました! 地域で暮らす皆様が「何かあっても、みんなで支えてもらえるから大丈夫」と安心できる佐渡を目指して、これからも現場の皆様と一緒に対話と実践を重ねてまいります。