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当協議会の学習・研修部会「(管理)栄養士連絡会」が主催したミニ研修会「嚥下調整食学会分類2021の理解」の様子をご報告いたします。

(管理)栄養士の最も大切な役割は、地域の皆様がご自宅、病院、介護施設のどこで暮らしていても、安心・安全な食事を提供することです。 そのためには、飲み込みの機能が低下した方に向けた「嚥下(えんげ)調整食」について深く理解し、施設間や多職種間で共通の認識を持って連携することが欠かせません。
■ 「食べて・触れて」学ぶ、7区分の嚥下調整食
研修の前半では、ニュートリー株式会社(営業本部 関東エリア)の小林宏之専任課長をお招きし、「7区分ある嚥下調整食の基本」についてご講義いただきました。
本研修の大きな特徴は、実際に試食を交えながら学んだことです。 「とろみから食事の話へ進んでいきますが、スライドに合わせて試食いただけると理解が深まるかと思います」という小林さんのご案内の通り、参加者は実際に「とろみ」の度合いや食感を自分の舌で確かめながら、実践的な知識を吸収していました。
■ 学びを「現場の業務」にどう落とし込むか?
続いて、学習・研修部会 (管理)栄養士連絡会幹事であり、特別養護老人ホーム「新穂愛宕の園」に勤務する藤澤恵子さんより、講義内容を日頃のリアルな業務に落とし込んだ解説が行われました。

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ご自宅へ退院される際、ご家族へ「とろみの程度」をどう分かりやすく伝えるか
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病院から施設などへ移動する際、的確に連携すべきポイントは何か
理論を学ぶだけでなく、明日からの現場ですぐに活かせる具体的なノウハウが共有されました。
■ ST不足の佐渡だからこそ、多職種連携がカギに
今回の研修には医師も参加しており、佐渡の地域医療が抱える切実な課題と今後の方向性について、非常に重要なコメントがありました。
「佐渡では、病院以外のほとんどの介護施設にST(言語聴覚士)がいません。その中で嚥下の評価をどうしていくのか。嚥下訓練をしてもステップアップできない場合は、栄養管理自体を変えていく必要があります。今日のような嚥下調整食の話は、栄養士だけでなく様々な職種で共有していくべきだと感じました。」
■ 参加者の声と、5月の「人事交流」に向けて
参加した島内の栄養士の皆様からも、前向きな感想が多数寄せられました。
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「実際に試食があったことで、以前よりも格段に理解が深まりました」
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「今後はより一層、栄養士間の連携を意識して業務に取り組んでいきたいです」
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「まだまだ分からないことも多いので、繰り返し知識を深めていきたいです」
【次回の取り組みについて】
学習・研修部会(管理)栄養士連絡会では、この学びとネットワークをさらに強固なものにするため、今年5月に「病院・介護施設間の人事交流」を実施する予定です! お互いの現場や業務内容を肌で知り、理解を深めることで、佐渡のシームレスな栄養ケア体制をさらに前に進めてまいります。
引き続き、当協議会および(管理)栄養士連絡会の活動にご注目ください!