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構想から約2年。佐渡の医療・介護をつなぐ「りんくる」誕生までの軌跡

構想から約2年。佐渡の医療・介護をつなぐ「りんくる」誕生までの軌跡

 令和7年4月1日の「佐渡地域入退院調整ルールの公式ツール」としての決定に伴い、新たに「りんくる専用のHP」を開設いたしました!

 記念すべき最初の記事として、構想から運用開始に至るまでの、約2年間にわたる「りんくる誕生の軌跡」を振り返りたいと思います。

■ 始まりは「10年後の佐渡の社会保障」を守るための議論から

時計の針を少し戻し、プロジェクトが産声を上げたのは令和5年(2023年)8月のことでした。 人口減少と超高齢化が急速に進む佐渡において、「10年後も社会保障を持続させるにはどうすべきか?」。この大きな問いに対し、株式会社セールスフォース・ジャパン様と協働し、島内の医療・介護従事者が集結して事前ワークショップをスタートさせました。

そこで掲げた目標が、「住民の自立生活期間の延伸」「早期入院・早期退院を支える仕組みづくり」です。

■ 現場の「リアルな声」を拾い上げる日々

目標を実現するためには、施設間の壁を越えたスムーズな連携が不可欠です。 令和6年度に入ると、私たちは「現場で本当に必要な情報は何か?」というプロセスを徹底的に可視化していきました。

  • 「業務負荷をとにかく軽減したい」

  • 「入退院時の連携をもっとスムーズにしたい」

こうした現場の切実な声を踏まえ、Salesforceを活用した情報連携のプロトタイプ構築に着手。心不全など特定疾患の早期介入の仕組みや、患者さん・利用者さんの情報をシームレスに共有できる「共通フォーマット」の形を、幾度となく議論し、作り上げていきました。

■ 試行錯誤を経て、いよいよ公式ツールへ!

そして令和7年(2025年)1月。 これまでの集大成として「りんくる運用開始記念講演会」を開催し、同年4月1日、ついに佐渡地域の公式連携ツールとして本稼働を迎えることができました。

2年間にわたり、お忙しい業務の合間を縫ってワークショップやプロトタイプ検証にご協力いただいた多くの関係者の皆様、そして高い技術力で伴走してくださったセールスフォース・ジャパン様に、改めて深く御礼申し上げます。

■ 「りんくる」は皆さまと共に進化します

公式運用がスタートする「りんくる」ですが、これでシステムが完成したわけではありません。 現場で実際に使っていただく中で見えてくる課題や、「もっとこうなれば便利なのに」というお声をいただきながら、より使いやすく、より佐渡の未来を支える仕組みへと進化させ続けていきます。

「りんくるHP」では、今後以下のような情報を発信していく予定です。

  • 毎日の業務がちょっと楽になる、便利な使い方やアップデート情報

  • 他施設でのスムーズな活用事例のご紹介

  • システムに関するお知らせやメンテナンス情報

佐渡の医療・介護の未来をつなぐ「りんくる」を、これから皆様と一緒に育てていきたいと考えております。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!