皆様、こんにちは。一般社団法人佐渡地域医療・介護・福祉提供体制協議会(しまみらい)です。
4月20日、佐渡総合病院の会議室にて、第1回目となる「お結び島サポートプロジェクト ワーキンググループ(WG)」を開催いたしました。

今年から本格始動したこのプロジェクトは、文字通り「島のみんなで力を結び合い」、身寄りのない方でも佐渡で安心して暮らし続けられる仕組み(ガイドライン)をつくるための重要な取り組みです。
初回のWGには、医療・介護・行政・司法・地域団体など、現場の最前線で支援にあたる23名のメンバーが集結。初回とは思えないほど活発で、お互いを思いやるあたたかい意見交換が行われました。
■ ガイドラインは「支援者のため」だけじゃない
「身寄りなしガイドライン」と聞くと、現場の支援者が困らないためのマニュアルを想像されるかもしれません。しかし、参加者からは次のような力強い意見が多くあがりました。
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「本人の“自分らしさ”を何より大切にしたガイドラインにしたい」
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「支援者が迷わず安心して動けることが、結果的に市民の安心・安全な暮らしにつながる」
“身寄りのない方”と一口に言っても、その背景は非常に複雑です。 家族と疎遠になっているケース、家族がいても支援を拒否されてしまうケース、そして本人が元気なうちは周囲もご本人もそのリスクに気づきにくいケースなど様々です。 こうした複雑さを地域全体で丁寧に受け止め、「本人・家族・支援者のバランスをどう取るか」を考えていく必要があるという共通認識が生まれました。
■ 立場が違うからこそ見えた「現場のリアル」
病院、介護施設、社会福祉協議会、ケアマネジャー、障がい支援、行政…。それぞれの立場から、日々直面している切実な“困りごと”が次々と共有されました。
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入院や入所が必要になった時、すでに意思疎通が難しくなっているケースが多い
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親族に連絡をとっても、「関係ありません」と支援を断られてしまうことがある
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成年後見制度に対する「できること・できないこと」の誤解があり、トラブルになりやすい
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施設側としては、身元保証人がいないと入所の受け入れがどうしても難しい
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若い頃から家族関係がこじれており、アプローチが困難なケースがある
どれも、地域で住民の暮らしを守るために日々汗を流しているからこそ出てくる、リアルな声ばかりです。
■ 「できること」「できないこと」を地域で共有するために
支援する機関や担当者によって説明が異なると、ご本人やご家族を深く混乱させてしまいます。 「だからこそ、一部の専門家だけでなく、地域全体で共通の理解を持つことが何より大事」。この思いが、今回のWGを通してメンバー全員の心に強く結ばれました。
今回の話し合いを受け、策定を進めているガイドラインの修正方針もさっそく以下の通り決定しました。
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目的に「市民が安心して暮らせるため」という視点をしっかり盛り込む
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“自分らしく生きる” というキーワードを本文にも反映させる
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家族の責任と、公的支援のバランスを丁寧に整理する
初回からすでに大きな方向性が見え、佐渡らしい「支え合い、頼り合う」ための土台ができつつあります。

■ 最後に
初回から立場を超え、本音で語り合える非常に良い時間となりました。「誰もが最期まで自分らしく暮らせる佐渡」を目指して、これからも現場の皆様と丁寧に議論を重ね、形にしていきます。メンバーの皆さま引き続きよろしくお願いいたします。
「お結び島サポートプロジェクト」の今後の展開に、ぜひご期待ください!