佐渡のこれからの医療と介護を、どう守り、どう持続させていくか——。
その大きなテーマに真正面から向き合うため、関係者が集まり「第1回 医療・介護 将来予測ワーキンググループ」を開催しました。会議では、人口減少が進む佐渡において「どの医療機能を残し、どこを見直すべきか」という、避けて通れない課題について率直な意見交換が行われました。

■ 佐渡の医療・介護が抱える“いま”
佐渡は本土とは異なる条件が多く、国の制度設計がそのまま当てはまりにくい地域です。現場では、以下のようなリアルな課題に直面しています。
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病院:「何でも診ざるを得ない」状況が続き、効率が悪化してしまう
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訪問看護:移動距離が長いため、1日に訪問できる件数が限られてしまう
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介護施設:本来の役割を十分に果たしきれず、病院との連携が滞りがちになる
一方で、産科・小児科・精神科など「地域に不可欠な医療」については、“行政医療”として今後もしっかりと守り抜くべき機能であることが再確認されました。
■ 感覚ではなく「データ」で未来を描く

今回のワーキンググループでは、漠然とした感覚ではなく「データに基づく将来予測」を行うことを重視しています。
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疾患トレンド(病気の傾向)の分析
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入退院の“流れ”を追い、地域のどこで目詰まりが起きているかを把握
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医療・介護職員の年齢構成から、数年後のマンパワーを予測
特に印象的だったのは、需要が減るよりも先に、サービスを提供する側の人材(供給)が尽きてしまう「デッドクロス」のお話です。「今のままでは、必要なサービスを維持できなくなる」という厳しい現実が、参加者全員で共有されました。
■ 今後のロードマップ作成に向けて
今後のスケジュールについても確認が行われました。限られた時間の中で、着実に形にしていきます。
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年内:需要と供給の予測を立て、ロードマップの「骨子(ベース)」づくり
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年度内:佐渡の未来に向けた「ロードマップ」の完成
■ おわりに
佐渡の医療・介護の未来を守るためには、人口減少による“縮小”を前提にしながらも、住民の皆様が安心できる形で軟着陸(ソフトランディング)させることが求められています。
今回のワーキンググループは、そのための大切な第一歩です。 決して目を背けてはいけない厳しい現実を直視しつつも、どうすれば乗り越えられるのか、非常に前向きな議論が進んだ会議となりました。
「しまみらい」では、今後もこのワーキンググループの進捗や議論の内容を、市民の皆様へわかりやすくお伝えしていきます。これからも一緒に、佐渡の未来を考えていきましょう!