10月25日、学習・研修部会（管理）栄養士職の「第１回人事交流研修会」が特別養護老人ホーム「新穂愛宕の園」で開かれました。

　学習・研修部会では、11の職種別グループが各法人や組織の枠を超えて、島内統一した「研修プログラム」の策定に取り組んでいます。たとえ専門職がひとりしかいない職場環境でも、連携して研修プログラムを実施することでキャリア形成が可能となったり、他職場との交流から顔の見える関係が構築でき、患者さん・利用者さんへのサービスや情報共有がスムーズになるなどのメリットがあります。

　研修会には、介護施設、病院等の栄養士が参加し、特別養護老人ホームでの栄養士業務や食事形態・栄養ケア、ショートステイ利用者の在宅食支援の取り組みなどを学びました。佐渡地域の課題のひとつに「在宅高齢者を見る栄養士がいない」ことがあげられます。そのため、ケアマネージャーさんやご家族の方への「食」に関する情報提供はとても大切なことです。参加した栄養士のひとりは『勤務する施設に自分しか栄養士がいないため、どういった技術や知識が足りていないか普段はチェックすることができないが、こうした研修を通して具体的な目標をたてることができる。ありがたいです。』と話していました。

　学習・研修部会では、今後も各職種で「研修プログラム」に沿った人事交流研修を実施し、市内の医療・介護・福祉従事者が共通して基礎的な知識や技術習得と、組織別のチームリーダーの養成ができる研修体制を構築していきます。