学習・研修部会では看護職、介護職等11の職能団体毎に連絡会を設け「職種別研修プログラム(ラダー)」の作成・実施や各事業所間での「人事交流」に力を入れています。
佐渡地域では、働き手(若者)や専門的な教育を受ける機会の減少や個人のキャリア形成に対する考え方など、時代の流れと共に働く環境等が変化し、施設や法人の枠を超えて島内全体の状況を把握し、基本的な技術やスキルを身に着けられる研修環境が必要となっています。
2月19日は「介護職員連絡会」が開かれ「介護版研修プログラム」の活用計画を話し合いました。集まったのは、主に20代~50代の現場で活躍している介護福祉士などです。
意見交換では、島内で人材が不足する中、研修の機会など格差を無くすことが必要である一方、作成した研修プログラムが参考程度となってしまわないよう工夫を盛り込むことや、研修プログラムを使用することで自身の能力の到達度・目標が明確になり、人事交流等を経験することで幅広く標準的な知識や技術、佐渡の特徴等を知ることができるなど、様々な声があがりました。
介護職員連絡会リーダーで新潟県介護福祉士会副会長の中村和弘さんは「研修プログラムを用いることで、自分がどのレベルなのか、自分が目指すキャリアに向けて何を学べばよいかがわかる。ぜひ取り組んでみてほしい。」と話していました。
学習・研修部会 各職能団体では、令和6年度も様々な研修や人事交流を予定していて、10年後の佐渡の医療・介護・福祉提供体制を持続可能なものとするため、活動を推進していきます。