7月11日、学習・研修部会 相談支援に携わる専門職の「令和6年度 第1回インタラクション研修」が羽茂高校およびウエルシア佐渡羽茂店で行われました。
学習・研修部会では、11の職種別グループが各法人や組織の枠を超えて、島内統一した「研修プログラム」の策定や「人事交流」に取り組んでいます。たとえ専門職がひとりしかいない職場環境でも、連携して研修プログラムや人事交流を実施することでキャリア形成が可能となったり、人事交流により患者さん・利用者さんへのサービスの質向上や情報共有がスムーズになるなどのメリットがあります。
研修会には島内相談支援に携わる専門職が参加し、羽茂高校3年生30人とともに車イス体験を行いました。社会福祉協議会の職員が車イスの基本操作方法や介助する際の心構えについて授業を行ったあと、羽茂高校からウエルシア佐渡羽茂店まで実際の乗車体験を行いました。
ウエルシア佐渡羽茂店までの約150メートル区間には、横断歩道や段差など注意する箇所がいくつもあります。参加者は、段差があった場合の動かし方などについて、お互いに意見を出し合いながら操作していました。
ウエルシア店内に移動したあとは、車イスに乗ったまま買い物体験も行いました。陳列棚の高さを確認し、商品が取れない場合は声掛けをしたり、棚と棚の間が狭い場合は車イスが通りにくいなど、参加者は気が付いた点を話し合っていました。
研修会に参加した島内相談支援に携わる専門職のひとりは『相談支援業務は机の上で終わることが多く、実際の生活の一部しか見られていない。疑似体験を通して支援に必要な想像力が培われるのは良いと思う。また参加したい。』と話していました。
相談支援に携わる専門職連絡会では、今後も様々な研修や体験を行っていく予定です。