一般社団法人 佐渡地域医療・介護・福祉提供体制協議会

佐渡地域医療・介護・福祉提供体制協議会のいま

2024年9月13日 学習・研修部会

(学習・研修部会)令和6年度「診療放射線技師 研修会」を開催しました。

 学習・研修部会では、11の職種別グループが各法人や組織の枠を超えて、島内統一した「研修プログラム」の策定や「人事交流」に取り組んでいます。たとえ専門職がひとりしかいない職場環境でも、連携して研修プログラムや人事交流を実施することでキャリア形成が可能となったり、人事交流により患者さん・利用者さんへのサービスの質向上や情報共有がスムーズになるなどのメリットがあります。

 9月11日は、佐渡総合病院、両津病院、相川診療所から診療放射線技師が集まり「胃透視における読影」研修が行われました。講師は診療放射線技師連絡会の幹事であり、佐渡総合病院 放射線科の寺澤克樹さんです。寺澤さんは胃癌を例に挙げ、スライドから何か発見できることはないか参加者へ問いかけながら、気づきの難しさやポイントを細かく解説しました。

 離島である佐渡では、放射線技師がキャリアを築くための検査数や症例数等に限りがあり、各医療機関が参集しての研修は貴重な機会となります。研修に参加した市立病院の職員は『勤務先は症例数が少ないので、こうした機会は本当にありがたい。また参加したい。』と話していました。

 研修全体を通して、寺澤さんは『各医療機関で業務やレベルの違いはあるかもしれないが、最終的に共通項を見つけながら、認定資格取得を目指すところまで持っていけたら。』と話していました。

  診療放射線技師連絡会では、今後も継続して研修会を行っていく予定です。