当協議会では、令和4年度より佐渡市からの委託を受けて、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、在宅医療と介護を一体的に提供するため、医療機関と介護事業者等の連携を推進し、年間を通じて「佐渡地域入退院調整ルールガイドラインに基づいた入退院支援」や「多職種連携を目指した研修会」等を実施しています。
研修会では、「医療用麻薬への正しい知識の習得と介護施設での利用者受入促進」を目指し、佐渡薬剤師会 副会長 金子正規先生と共栄堂薬局さど店の後藤頼介先生によるご講演と、「介護施設だからこそできる緩和ケア」について、どんぐり訪問看護ステーションの後藤和美先生によるご講演が行われ、約70名の参加者が集まりました。
参加者からは『調剤された医療用麻薬は一般薬と同等の扱いであることを再認識できてよかった。』『医療用麻薬への疑問が解消でき、今後の対応を考えられるようになった。』『緩和ケアに関わる機会が増える中、介護の基本に戻れたこと、連携の必要性を学んだ。』等の感想があり、医療用麻薬への正しい理解と緩和ケアの実践について学ぶ、大変有意義な研修会となりました。