島民の医療情報を共有する「さどひまわりネット」は、国内の地域医療連携ネットワークシステムの先駆的存在です。
この「さどひまわりネット」と同じシステムを導入した奈良県宇陀市の「宇陀けあネット」より運営に携わる方々をお招きし
「佐渡でできる多職種連携を考える」と題してユーザー会を開催しました。宇陀市は奈良の北東部に位置し、人口は約2万7
千人、高齢化率は43.8%となっています。佐渡と同じく高齢化が顕著で、地域の医療だけでなく生活を支えるために「宇陀け
あネット」が導入されました。
講演では、宇陀市立病院 地域連携課 看護副部長の井本英美様、一般社団法人 宇陀地域医療・介護連携ネットワーク運営
協議会事務局の小寺恵子様より、「宇陀けあネット」を用いた多職種連携や在宅・入退院の連携事例等が紹介されました。
参加者からは「コミュニケーションボードを使ったやり取りが特に印象に残った。佐渡でもこのような連携を目指していき
たい。」といった声があがり、地域全体でICTを用いた情報共有の大切さについて学ぶ貴重な機会となりました。