当協議会では、市民のみなさまに佐渡の現状を知っていただき、お一人おひとりが介護予防や健康管理に取り組むことで、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう「シニア健康講座」を開催しています。
今年度第2回目となる講座では、前半は「佐渡の現状」紹介、後半は「高齢期の栄養について~人生100年時代、将来のために食事について考えよう~」が、当協議会 学習・研修部会「(管理)栄養士連絡会」の藤澤恵子様(特別養護老人ホーム新穂愛宕の園)を講師に迎え行われました。
佐渡地域における高齢者の栄養状態調査では、回答いただいた60歳代から100歳代の313人のうち、約8%が「低栄養」、約38.3%が「低栄養のおそれあり」、約53.7%が「良好」と答えています。(※県の調査による。)
講座では、フレイル※を予防するためには「栄養、運動、社会参加」の3つが大切とされていることや、低栄養にならないための食事のポイント、カロリーやバランス、栄養素の役割などが紹介されました。※フレイル:日本語では「虚弱」を意味し、要介護の前段階を指す。
講師の藤澤さんは『低栄養を予防するためのポイントは3つあり、1つ目は欠食しないこと、2つ目は主食、主催、副菜をそろえた献立にすること、3つ目はいろいろな食品を食べましょう。』と呼びかけていました。参加者のひとりは『我が家は食事当番制なので栄養について話し合うことが多い。今回の内容も大いに活用していきたい。』と話していました。